創立者の父親は昭和46年に交通事故で寝たきり生活を余儀なくされました。本人が「地域に身体が自分のようになった方たちが生活し、介護を受ける施設が必要だ」という言葉が当社会福祉法人の設立のきっかけとなったと聞いております。
縁があり、飯野町に特別養護老人ホームを設立後は地域に根ざした福祉施設となるように尽力して参りました。当法人のある飯野町は、丸亀市の中心に位置し、丸亀市のシンボルの≪さぬき富士≫とも呼ばれる≪飯野山≫がある町です。近年、登山される方もたくさんいらっしゃると聞いています。
当法人の施設をご利用くださる方々には、この飯野山の美しい姿を見ながら生活していただいております。
設立当初より地域の皆様方にはご支援をいただいており、今後も地域で共生する施設としてより開かれた施設を目指しております。
我々は、当法人の設立趣旨をこれからも忘れず、利用者さんはもとより、ご家族、地域の皆様、スタッフ、さらには地球環境を大切にし、今後もこの飯野町から丸亀の「福祉」を発信していきたいと思っております。
長年にわたる、私の福祉現場での経験より、まずは、ご本人はもちろんのこと、ご家族も安心して生活をできるように支援します。安心して生活をするにはいろいろな条件があると思います。
①健康を維持する。
お年寄りは何らかの疾患をお持ちの方がほとんどですが、早期発見に努めるよう、協力病院と連携を取っています。毎日ドクターと連絡を取り健康の維持に努めます。
また、体力を維持するために、日常的に遊びを含めたリハビリや口腔ケアを行います。
食事は健康の源と考えますが、利用者様一人ひとりの嚥下能力に合わせたお食事を準備いたします。一口でも多く召し上がっていただけるように、給食部門は日々「美味しく食べていただけるもの」を目指しています。そのためには材料選択から盛りつけにまで気を配ります。
利用者様の健康状態については、定期的にまたはその都度ご家族へご報告いたします。
必要な場合は、ご希望に応じで各職種協働のもとターミナルケアを実施します。
②事故を起こさないように気をつける。
介護をする人も人なので、事故を0にするのは困難だと思いますが、「ひやりはっと」に関して敏感になり、未然に事故を防ぐように努力します。
建物の設備も、転倒による事故を防ぐために材質や色彩を吟味した仕上げとしております。
③楽しく、心地よい生活をしていただく
一日に1回以上「楽しい」と思える生活を支援します。それは利用者様により異なると思いますが、たとえば食事であったり、おやつであったり、お風呂であったり、お散歩であったり、テレビ、おしゃべり、家庭菜園など…ゆったりとくつろげるようにして参ります。
利用者様のニーズを把握するためにはスタッフの定着が必要です。当法人の職員は定着率もよいため、利用者様やそのご家族との信頼関係の構築もしやすい状況です。
寝たきりの方のおむつには、特にかぶれるなどの不快な思いをされないように、肌に優しいネル素材の布おむつと高品質の紙おむつを併用して使用していきます。
④明るい職場づくりに努力します。
利用者様が心地よく生活してもらうためには、職員の笑顔が不可欠だと思っています。『笑顔・やさしさ・おもいやり』というスローガンを定着させ、さらには、各部署の『目指すもの』をスタッフが掲げるようにしています。
スタッフ間の人間関係がスムーズにいくように、またスタッフがストレスをためないように管理者として配慮し、人事考課を導入して、明るく働きやすい職場づくりに努力します。
また、ご家族やご友人が面会に来やすいような声かけや雰囲気作りをしたいと思っています。
⑤地域に根ざした施設を目指します。
飯野町内外の皆様には設立当初より長年にわたりご支援いただいております。地域との交流を大切にし、地域に根差した施設を目指します。
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